近年、観葉植物ブームの中でも特に注目されているのが「塊根植物(コーデックス)」のジャンル。
その中でも、ひときわ人気を集め、驚くほど高額で取引されているのが 「パキポディウム・グラキリス」
「なぜこんなに高いの?」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか? 実際、グラキリスの価格は年々高騰し、中には数十万円以上する株も珍しくありません!
✔ グラキリスが高価な理由とは?
✔ 独特の魅力と人気の秘密
✔ 購入時のポイントと育て方のコツ
そこで今回は、グラキリスが高額な理由、その魅力、人気の背景を徹底解説していきます!

グラキリスの魅力はなんと言ってもそのまん丸でコロッとしたボディ。 株ごとに一つ一つ違った形をしているのでお気に入りの一株を探すのも楽しいですよ!
グラキリスをこれから迎えたい方も、すでに育てている方も参考にしてみてくださいね!
パキポディウム・グラキリスとは?基本情報と特徴
塊根植物(コーデックス)ブームの中、ひときわ注目を集めている『パキポディウム・グラキリス』
その独特なフォルムや希少性から、多くの植物愛好家を惹きつけています。しかし、「そもそもどんな植物なのか?」「育てるのは難しいのか?」と疑問を持つ方も多いのでは?
まず最初に、パキポディウム・グラキリスの基本情報や生育環境、成長の特徴について詳しく解説します。
◇ パキポディウム・グラキリスとは?
パキポディウム・グラキリス は、マダガスカル島原産の塊根植物(コーデックス)の一種です。
その最大の特徴は、ぷっくりと丸みを帯びた塊根(幹)にあります。
この塊根は水を蓄える役割を持ち、乾燥に強い性質を持っています。また、細長く伸びる枝や可愛らしい葉とのバランスが絶妙で、唯一無二のフォルムを生み出しています。
- 太く丸みを帯びた塊根が特徴的!
- 細長い枝と小さな葉がバランス良く調和
- 個体ごとに異なる独特のシルエット
このフォルムの美しさが、グラキリスの大きな魅力の一つとなっています。
◇ グラキリスはどんな環境で育つ?
マダガスカル島の乾燥地帯に自生するグラキリスは、強い日差しと少ない降水量の環境で育つ植物です。そのため、日本の気候とは大きく異なり、育成には適切な環境の調整が求められます。
- 日照時間が長く、乾燥した環境を好む
- 気温の高い季節に成長し、寒い時期は休眠
- 根腐れを防ぐため、水の管理が重要
日本で育てる場合、温室管理や風通しの良い場所の確保、冬場の温度管理などが必要です。特に寒さに弱いため、冬場の低温対策 を怠ると枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
◇ グラキリスの成長の特徴
パキポディウム・グラキリスの成長には、他の植物とは異なる特徴があります。
成長スピードが非常に遅い
➡ 1年に数センチしか成長しない個体も多く、大きく育てるには長期間の管理が必要。
塊根部の形が個体ごとに違う
➡ 同じグラキリスでも、一つとして同じ形の個体は存在しない。個体ごとのシルエットを楽しめる。
夏型塊根植物
➡ 春から夏にかけて成長し、冬は休眠期に入る。冬場は成長を止める為、水やりを極力控える必要がある。
開花することもある!
➡ 育成環境が整うと、春から夏にかけて黄色い可愛らしい花を咲かせることがある。ただし、環境が合わないと開花は難しく、花を見ることができるのは限られた条件のもとでのみ。
なぜパキポディウム・グラキリスなぜ高いの?
「パキポディウム・グラキリスが欲しい!」と思って調べてみると、数万円~数十万円の価格に驚いた…なんて経験はありませんか?「なんでこんなに高いの?」と疑問に思うのは当然ですよね(笑)
実は、グラキリスの価格が高いのにはちゃんとした理由があるんです!
- 自然環境での希少性 → マダガスカルにしか生えておらず、成長が遅い
- 輸入規制と流通の問題 → ワシントン条約の影響で流通量が限られている
- 成長が非常に遅い → 立派な株になるまで10年以上かかる
- 人気の高まりによる価格上昇 → 需要が急増し、価格が高騰
それでは、詳しくみていきましょう!
自然環境での希少性:そもそも数が少ない!
グラキリスはマダガスカル島にしか自生していない、超レアな塊根植物。
もともと自生しているエリアが限られているうえに、自然環境も厳しく、大きな株が育つまでには何十年もかかるんです。しかも、近年の気候変動や乱獲の影響で、野生のグラキリスはどんどん減少しています。
- マダガスカルの限られた地域にしか生えていない
- 成長が遅く、大きな株はかなり貴重
- 環境変化や乱獲で個体数が減っている
つまり、そもそも自然界に存在する数が少なく、入手しにくいことが価格の高さに繋がっているんですね!
輸入規制と流通の問題:簡単に日本に来ない!
グラキリスのような希少な塊根植物は、マダガスカル政府が輸出規制を強化しており、野生株を自由に採取して売ることができません。
さらに、輸出するには「ワシントン条約(CITES)」の規制が適用されるため、正式な手続きを踏んだ植物しか国外に出せない仕組みになっています。
- マダガスカル政府が乱獲を防ぐために輸出規制を強化
- ワシントン条約(CITES)の影響で輸入できる個体が限られる
- 輸送コストや手続きの負担が価格に上乗せされる
そのため、正規ルートで輸入されたグラキリスは、どうしても高額になってしまうんです!
成長がめちゃくちゃ遅い:大きくなるまでが長すぎる!
「小さい株なら安いのでは?」と思うかもしれませんが、グラキリスは成長スピードが非常に遅い植物。
種から育てた場合、しっかりした塊根になるまで10年以上かかることも珍しくありません。さらに、栽培環境によっては形が綺麗にならないこともあり、美しいフォルムに育てるのが難しいんです。
- 種から育てても大きくなるのに10年以上かかる
- 形の良い個体に育てるのはさらに難しい
- 大きくてバランスの良い株ほど価値が高い
育つまでに時間がかかるため、市場に出回る「立派なグラキリス」はとても貴重で、高額になりやすいのです!
人気が急上昇!需要が高まりすぎている
ここ数年、塊根植物ブームが到来し、グラキリスの人気は急上昇!特におしゃれなインテリアとしてSNSで話題になったことで「部屋に置きたい!」という人が急増しました。
- 塊根植物ブームで需要が爆増!
- SNSで拡散され、おしゃれアイテムとして注目
- 供給が限られているため価格が上昇
供給量が少ないのに、欲しい人がどんどん増えているので、市場価格が高騰しているというわけですね!
こうした要因が重なり、グラキリスは「高額でも手に入れたい!」と思う人が多くなっているんですね。
パキポディウム・グラキリスの魅力や人気の理由は?
高額にもかかわらず、多くの人がグラキリスに夢中になる理由とは一体何なのでしょうか?
グラキリスには「唯一無二のフォルム」「インテリア性」「長く楽しめる」という、植物好きの心を惹きつけてやまない魅力が詰まっているんです!
それでは、グラキリスがこれほど人気を集める理由と、その魅力についてみていきましょう!
唯一無二のフォルム:世界に一つだけの形
グラキリスの最大の魅力は、なんといってもぷっくりとした塊根(幹)と繊細な枝の絶妙なバランスにあります。
まるで彫刻のような美しいフォルム
同じ形の株は一つとして存在しない
個体ごとに違うユニークなシルエット



塊根の大きさや形、枝の伸び方はすべての株が異なるため「この形が好き!」と思える一点モノを探す楽しさも!
そのため「自分だけの特別なグラキリスを育てたい!」というコレクターが多く、気に入った形の株を見つけると、つい手を伸ばしてしまうのです♪
鉢との組み合わせが楽しい:インテリアとしての魅力
グラキリスは、そのフォルムの美しさを活かして おしゃれなインテリアとして楽しめる のも大きな魅力の一つです。
鉢のデザイン次第で雰囲気が変わる
シンプルな陶器鉢でモダンな印象に
和風の鉢に合わせて渋めの雰囲気に
選ぶ鉢によってグラキリスの表情が変わるため、「どんな鉢に植えるか?」を考えるのも楽しみの一つ。
塊根植物は「ミニ盆栽」のように飾れるので、観葉植物とは違った個性的な空間演出が可能なんです!



スタイリッシュな部屋のアクセント!他の塊根植物と並べて個性的なディスプレイに!
シンプルなインテリアにも、和モダンな空間にも馴染むため、幅広いスタイルにマッチするのがグラキリスの人気を支える理由なんですね!
長く楽しめる:育てるほど愛着が湧く
グラキリスは成長がかなりゆっくりな植物なのですが、だからこそじっくりと育てる楽しさがあります。
成長のスピードが遅いため、長く育てられる
日々の管理を続けることで、愛着がどんどん増す
時間をかけて少しずつ形が変わるのを楽しめる



グラキリスなら大きくなりすぎる心配がなく、長く付き合えるのもポイントなんですよ!
また、環境が整えば黄色い花を咲かせることもあり、開花の瞬間は感動モノ!「ずっと育ててきたグラキリスが花を咲かせた!」という達成感を味わえるのも、この植物ならではの醍醐味です。
まとめ
ここまで、グラキリスが高額な理由、その魅力、人気の背景について詳しく見てきました。
グラキリスが高額な理由は、希少性・輸入規制・成長の遅さ・人気の高まり など、さまざまな要因が影響していることが分かりましたね。



唯一無二の美しいフォルムや、じっくり育てる楽しさは、他の植物ではなかなか味わえません!
グラキリスを育てることは、ただの観葉植物を飾るのとは違い、時間をかけて自分だけの一株を育て上げる特別な体験 でもあります。
世界に一つだけのフォルムを楽しめる
育てるほど愛着が湧く、長年のパートナーに
おしゃれなインテリアとしても映える
「いつかはグラキリスをお迎えしたい!」と思った方は、ぜひ自分に合った一株を探してみてくださいね!
きっとその魅力の深さにどっぷりハマること間違いなしですよ! 最後までお読みいただきありがとうございました。
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