パキポディウムといえば、塊根植物(コーデックス)の中でも特に人気のある種類です。
その中でも「恵比寿大黒(えびすだいこく)・恵比寿笑い(えびすわらい)」は、独特のフォルムと育てやすさから、多くの愛好家に親しまれているんです!
恵比寿大黒・恵比寿笑いは何が違うのか?
初心者には育てるのは難しい?
恵比寿大黒・恵比寿笑いはどっちを選べばいいの?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は「恵比寿大黒・恵比寿笑い」には見た目や成長の仕方にハッキリした違いがあり、それぞれに適した育て方があるのです!ご自身のライフスタイルや環境に合ったものを選ぶことで、より長く楽しむことができます。
この記事では、2つの違いをわかりやすく解説しつつ、育てる際のポイントや難しさも詳しく紹介していきます。

これを読めば、パキポディウムの恵比寿大黒と恵比寿笑いの魅力にハマること間違いなし!
パキポディウム恵比寿大黒・恵比寿笑いの違いを徹底解説!
パキポディウムの中でも、特に人気の高い「恵比寿大黒・恵比寿笑い」。
どちらもユニークなフォルムを持ち、育てる楽しさがある種類ですが「具体的にどう違うの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
ここから、それぞれの基本情報と特徴を詳しく解説しながら、どちらが自分に合っているのか見ていきます。
恵比寿大黒(えびすだいこく)とは?
- 学名:Pachypodium rosulatum var. eburneum
- 原産地:マダガスカル
恵比寿大黒は、パキポディウムの中でも 塊根部分がぷっくりと膨らみやすいのが特徴です。ずんぐりとした愛らしいフォルムが、大黒様の姿を連想させることから「恵比寿大黒」と名付けられたと言われています。
特徴
- 丸みのあるずんぐりとしたフォルム
- 幹は灰白色で美しい
- 上部に細長い枝を伸ばし、成長すると少し高さが出る
- 春から夏にかけて黄色い花を咲かせる
- 乾燥に強く、育てやすい



恵比寿大黒は縦に成長しやすい ため、高さのある鉢に植えると、成長過程での変化がより楽しめますよ!
恵比寿笑い(えびすわらい)とは?
- 学名:Pachypodium brevicaule
- 原産地:マダガスカル
恵比寿笑いは、塊根が扁平で地面に這うように広がるのが特徴です。ユニークな形状が「見ているだけで笑顔になれる」として、この名前が付けられたと言われています。
特徴
- 塊根が扁平で横に広がる
- 幹の色は白っぽく、滑らかな質感
- 枝が短く、横に広がりやすい
- 黄色い花を咲かせる(形は恵比寿大黒と似ている)
- 背が低く、広がるタイプの成長をする



どっしりとしたフォルムで、横に広がる植物が好きな方や、コンパクトに育てたい方におすすめ!
比較項目 | 恵比寿大黒 | 恵比寿笑い |
---|---|---|
学名 | Pachypodium rosulatum var. eburneum | Pachypodium brevicaule |
塊根の形状 | ぷっくりと膨らむ | 扁平で横に広がる |
幹の色 | 灰白色 | 白っぽく、滑らかな質感 |
枝の伸び方 | 長めに伸びる | 短く横に広がる |
成長の向き | 縦方向に成長しやすい | 地面を這うように広がる |
花の色 | 黄色 | 黄色 |
育てやすさ | 比較的育てやすい | やや管理に注意が必要 |
恵比寿大黒と恵比寿笑いは育てるのが難しい?
「パキポディウム(恵比寿大黒・恵比寿笑い)は育てるのが難しい?」と想像してしまいますよね…。
実際には育て方のポイントを押さえれば、初心者でも十分に管理できちゃうんです!
特に「恵比寿大黒・恵比寿笑い」は、他のパキポディウムと比べても比較的丈夫な種類です。ただし、成長期と休眠期で育て方が異なるため、適切な管理が必要になります!



「恵比寿大黒・恵比寿笑い」を元気に育てるためのポイントを見ていきましょう!
置き場所と日当たり|成長には「光」が重要!
春~秋(成長期)
パキポディウムは強い日光を好む植物です。そのため、春から秋にかけては日当たりと風通しの良い屋外で育てるのがベストです!
屋外管理がおすすめ(ベランダ・庭など)
日光不足は徒長(ひょろ長くなる原因)につながるため注意
真夏の直射日光は強すぎるため、遮光ネットや半日陰に移動させる



日光不足になると幹が細くなり、間延びしてしまうことがあります。しっかり太く育てるためにも、できるだけ日光をたっぷり当てることを意識しましょう♪
冬(休眠期)
パキポディウムは 寒さに弱いため、気温が下がってきたら 室内に移動する必要があります。
最低10℃以上をキープすることが必須(理想は15℃以上)
日当たりの良い窓際に置く(ただし、窓が冷たくなる場合は少し距離を取る)
暖房の風が直接当たらないようにする



特に「恵比寿笑い」は寒さに弱いため、早めに室内に取り込んでおくと安心!
水やりの頻度|「乾燥」と「根腐れ」を防ぐ管理がカギ!
パキポディウムは乾燥に強く、過湿を嫌う植物です。
水やりのタイミングを間違えると根腐れの原因になるため、季節に応じた管理が必要です。
春~秋(成長期)
- 土が完全に乾いてから、たっぷり水を与える
- 水を与えた後は、鉢底からしっかり水が抜けるようにする
- 週に1回~10日に1回程度が目安(環境によって変動あり)
水やりの際に幹を軽く触ってみて、シワが寄っている場合は水が足りないサインです。
幹がパンパンに張っている間は、水を控えめにして問題ありません。
冬(休眠期)
- 葉が落ち始めたら、水やりを徐々に減らす
- 完全に断水するのではなく、月に1回程度、霧吹きで軽く湿らせる
- 冬場の過剰な水やりは根腐れの原因になるため要注意
休眠期は成長が止まり、水を吸収しにくくなるため、ほぼ断水気味に管理するのがポイントです!
特に「恵比寿笑い」は根腐れしやすいため、冬場の水やりは最小限にするのが理想です。
土と鉢の選び方|根腐れ防止のための工夫が必要!
パキポディウムは「水はけの良い土」を好みます。
市販の「肉植物用の土」でも問題ありませんが、以下のようなブレンド土を使用するとより管理しやすくなります。
- 赤玉土(小粒)4:鹿沼土 3:軽石 3(基本配合)
- 市販の多肉植物用培養土に、軽石や砂を混ぜる(さらに水はけをよくする)



鉢の底に軽石や炭を敷くと、根腐れを防ぎやすくなります!
おすすめの鉢
- 通気性の良い「素焼き鉢」がおすすめ(水分が蒸発しやすく、根腐れを防げる)
- プラスチック鉢を使う場合は、水やりの頻度を減らすこと
「恵比寿笑い」は根が浅く広がるタイプのため、深すぎる鉢よりも、やや浅めの鉢を選ぶと管理しやすいですよ!
肥料と植え替え|より元気に育てるためのポイント
肥料の与え方
- 春と秋に、緩効性の肥料を少量与えると成長が良くなる
- 液体肥料を使う場合は、10倍以上に希釈し、月1~2回程度与える
- 休眠期(冬)は肥料を与えない
肥料を与えすぎると肥料焼けを起こして根にダメージを与えるため、少なめに与えるのがポイントです。
植え替えのタイミング
- 2~3年に一度、春(3~5月)に植え替えを行う
- 植え替え後は1週間ほど水やりを控え、根を落ち着かせる
植え替えをすることで根詰まりを防ぎ、健康的に育てることができるため、適切なタイミングで行いましょう!
まとめ
ここまで、「恵比寿大黒・恵比寿笑い」の違いや育てる際のポイント特徴について詳しく見てきました。
「恵比寿大黒・恵比寿笑い」は、それぞれ異なる魅力を持つパキポディウムです。
どちらも基本的な育て方や特徴を押さえれば、決して難しい植物ではありませんよ!
恵比寿大黒:丸みを帯びたフォルムで、縦に成長するタイプ。ぷっくりとした幹が特徴的。
恵比寿笑い:塊根が横に広がり、地を這うように成長するユニークな形。どっしりとした見た目が魅力。
育成のポイント:日当たり・水やり・冬の管理に気をつければ、初心者でも育てやすい!
どちらも個性的で美しいパキポディウムなので、自分の好みに合った種類を選んで、成長を楽しんでみてください。
皆さんの参考になれば嬉しいです♪最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント